こんちちは

皆様、5月の中旬、気候も良くなり、春らしく…初夏らしく…という昨日今日の天候です。

わたくしも気候と共に体調も良くなり、また無理なく出来る限りストレスを排除しての生活を心身を考え心掛けています。

前回も記載しましたが、24.4月より「病院経営羅針盤」(産労総研)の「病院マネジメントメソッド新時代の病院経営」の連載をしています。

遅くなりましたが、その2回目の寄稿データを載せますんで、興味のある方はお読みください。

今回は「建て替え・移転新築計画が発端となった親子間での世代交代の課題」です。

5月1日号「新時代の病院経営」

ちょっとした「医療介護の風景」の紹介!!

昨今、社会保障一体化政策や診療報酬改定では、医療連携(病病・病診・診診)から地域包括連携(医療・介護・福祉)への移行を強く打ち出し、かかりつけ医機能を強調しています。この点は、とても良いことであり、環境かを考えると早急に必要なシステムであり、早急でのその構築が必要と思います。

ところで現場ではいかがなもんでしょうか?

つい最近、90歳近くになる母親が、デイサービスで一旦意識を失ったとの職員の方から連絡を受け、「救急車を呼んで搬送するようにするので、病院での対応をお願いします。」ということで、心臓でのかかりつけ医療機関名を教えたのですが、そのあとすぐに救急隊の方ら連絡があり、「かかりつけの医療機関から救急応対の断りがあり、別の医療機関を探します…心臓はどの程度で…」ということでした。私は「???かかりつけ医療機関が断る?…どういうことなんだ?」と思いました。(まず1点目の疑問です)

すぐに循環器専門の医療機関が見つかり、救急車で搬送されれ、その後意識も戻り、そのままICUを経て検査入院となり助かり、2週間(14日間)後に退院となりました。

また搬送された循環器専門の医療機関で、搬送直後に救急部門でのDRとのカンファランスでの会話で、「高齢者の場合、自律神経の関係で、一旦意識を無くすことがあり、以前に心臓や脳梗塞の疑いもあるので、検査をしておきましょう…よく介護施設で重症度に手厚く、軽症の場合は“ほ〇〇”しておくことがあり、高齢者の方は何かが原因で意識が失うことがあるので、今回はすぐに意識が戻ったので、あまり心配しなくても大丈夫かと…」(2点目の疑問)、

また「かかりつけ医療機関が救急を受けない場合もあるのですか?」と尋ねると、「よくありますよ。特に総合病院だと受け入れができず、当院への救急搬送が多いです。うちへも○○病院や▽▽病院の患者さんが送られてきますね」ということでした。

今回は無事に、高齢である母親ですが退院して戻ってきたので、良かったのですが…。

そうでない場合 1点目の疑問➡かかりつけ医療機関が認識した上で、救急隊を断った事実で、重症化又は死亡した死亡した場合はどうなるのでしょう               か? かかりつけ医療機関として救急隊への指示を出していない点はどのように考えるべきか?

2点目の疑問➡医療機関のDRのディサービスに対する認識は如何に? また患者家族への説明の仕方を考えないと、今回も重症化や死亡した場合、ディサービス内で意識をなくしたことから、救急部門のDRとのカンファランスで「よく介護施設で重症度に手厚く、軽症の場合は“ほ〇〇”しておくことがあり…」という発言は、介護事業者を不利にするワードになるので、言ってはいけないように思えました。

皆さんは、どう思われます? どう考えます?

株式会社A&Kメディコンサル.com 佐藤 勝浩