9月のシルバーウイーク(9/19~9/22)を境に、猛暑だった夏から急に涼しくなった秋が訪れ、コロナ感染の東京では2桁の日もあれば、200人を越える日もあるものの、一時期より落ち着いた雰囲気が戻り、「go-toキャンペーン」も東京が加わり、来月10月からは、さらに人の移動や活気が戻ってくる方向へ国は舵を切ったようですし、皆さんもマスクは着用、店に入る時はアルコール消毒が当然のようになりながら活動しているように見えます。これから冬を迎え、インバウンドで海外の渡航客が増え、海外への行き来がしやすくなってくると、どうなってくるのでしょうか?? 良い方向での結果が付いてくることを思い、私も仕事をしている日々です。
ところで、前回では途中になりました「医療機関の事業譲渡の前倒し」の話題ですが、長年(今年で36年目です)働いてきている「医業経営コンサルタント業」のせいか、私のところにも数件の情報(相談)が入ってきています。
その前提として➀もともと経営が苦しい医療機関、②事業継承者の不在、③借入金や負債に喘いでいた医療機関、そして④民間企業(ファンド系や不動産系、医療関連系など)が実質経営権を持つ医療機関などが分類されると主と考えられます。
共通は何とか年度での収支(P/L)が廻っていれば継続していたが、コロナ感染で一旦止まってしまったことが、大きな理由のようで、よく言われる「黒字倒産」が「本当の赤字経営」になる可能性があるために、早めに経営権及び事業を譲渡したいというものです。
また②の事業継承者の不在に関しても、現理事長や院長等オーナーが高齢であり、コロナ感染がなければ、あと2~3年は経営を継続しようとしていた医療機関で、それが今回のコロナ感染で、無理して続けるより、いまが「潮時」と判断しているケースが挙げられます。
地域的にも都市部だけでなく、地方でも存在し、病院になると色々とM&Aは厄介な面があり、時間が掛かりますが、診療所クラスだと医療法人での開設であれば、わりとスムーズに行われているようです。というのも…このご時世に、事業譲渡側(売り手側)だけでなく、事業譲受側(買い手側)が多く存在しているという点です。つまり医療機関のM&A(事業譲渡)市場の需給バランスが、以前のような「水面下」だけでなく「水面上」まではいかなくても「水中」でグレイの色でバランスが取れてきている感があります。
長年、医療分野でコンサルの仕事していて感じる気がします。これから冬に向かい、年明け以降では、コロナ感染の収束状況にもよりますが、今が前段であれば、この後に「冬の賞与時期」を境に、大きな波が来るのではないかと想像します。
先行き不透明な現社会では、医療機関だけでなく「キャッシュフロー経営」が大切なキーワードであるために、借入金や負債が重く熨しかかり経営をしている医療機関が、早々にキャッシュフロー確認、意識した経営へ舵を切るべきと思います。
さて、孫娘の「柊ちゃん」ですが、今月頭に「ひとり立ち」をしたかと思ったらば、今月末には4~5歩だそうですが、ついに「歩き始めた」ようです。今度会う時には「進撃の巨人」ではなく、「進撃の柊ちゃん」を見れるかも知れず、いまから楽しみにしている「ジジ・コンサルタント・勝浩」です。